競輪公益資金による補助事業完了報告[公益財団法人JKA]
1 補助事業の概要
⑴ 事業の目的
現在使用している送迎車輌は、20年使用しており車検費用など維持費が嵩み、車体にも痛みが出ており見た目が悪くなってしまっている。新型コロナウイルスの流行による施設の利用控えにより経営が逼迫しており、新車輛の購入が厳しい状態にある。
新車輛の購入による5つの効果
①安全性の向上:最新の安全機能により、利用者と職員の安全を確保できる
②環境の保全:省エネ設計により現行車輛に比べ環境に配慮できる
③快適性の向上:最新の車内設備やバリアフリー設計により、高齢者かつ身体的制約のある利用者に快適な移動と移乗環境を提供できる
④維持費の削減:突発的な故障リスクの低減が見込め、さらに燃費も良く維持費用が抑えられ、長期的なコストの低減が望める
⑤信頼性の向上:旧車輛に比べ総合的に信頼性が高く、サービス提供の遅延や中断の減少が期待でき円滑な施設運営による利用者とその家族からの信頼の向上が期待できる
⑵ 実施内容
次の福祉車輛を新規に購入した。
上記車輛は、ターンシートを装備しており、利用者のスムーズで快適な移乗をサポートする。また、スロープを搭載しており、車椅子のまま乗車することが可能になっている。これらの機能により、より多くの身体的制約のある高齢者を乗車させることが可能となり、施設の利用者数の向上に寄与する。
また、職員のモチベーションに大きく貢献している。
さらに、ターンシートやクッションは職員の運転や移乗介助における腰痛予防にも期待が出来る。
2 予想される事業実施効果
新福祉車輛は、円滑な施設運営、サービス品質の向上、環境への配慮、経営面の収支改善など多くのポジティブな効果が期待できる。